「インフルエンザA」の感染者は、7日正午現在で2,113人に達し、ハワイ等を含む24の国や地域に拡大した。WHO(世界保健機関)では各国の感染状況を監視し、警戒レベル6への移行も引き続き視野に入れている。
日本国内では「感染の疑い」が相次いだものの、依然新型のウイルスは確認されていない。その一方で、発熱した患者の診察を医療機関が拒否する事例が90件余り報告されたことに対し、厚生労働省は判断の具体的な指針を通知する等の対策に乗り出している。
WHO(世界保健機関)は日本時間で30日午前5時に、新型インフルエンザへの警戒をレベル5、かなりの数の人-人感染の証拠がある引き上げ、世界各国に警戒と対策を呼びかけた。
WHO(世界保健機関)は日本時間で27日深夜、メキシコに端を発した新型インフルエンザへの警戒を「人から人への感染が確認され、小集団が感染」とする「レベル4」への引き上げを宣言した。同国では感染によって死亡した疑いのある人数が149名に達し、また、新たにロシアや韓国でも感染の疑いがある人が報告される等、拡大が続いている。その一方で、タミフル等の従来のインフルエンザ用医薬品によって感染から回復する人々が多いこともあり、渡航の全面禁止等の厳しい処置には至っていない。 (人数は28日正午現在)
日本政府も警戒レベルの引き上げを受けて官邸に対策室を設置し、新型用のワクチン開発・生産を優先する等の対策を発表した。成田空港等の国際便が乗り入れる空港では、サーモグラフィ・カメラで利用者の体温をチェックする等、検疫が強化されている。
23日夜、メキシコ政府の保健相はテレビ放送を通じて、国内で新型インフルエンザが発生したとする声明を発表した。これにより同国では、学校の休校や劇場等の大衆施設の閉鎖、マスクやタミフル等の医療品が売り切れる等の事態となっている。WHO(世界保健機関)によると、メキシコで感染による死亡の疑いがある人数は103名に達した。
また、メキシコへの渡航によるものとみられる感染の疑いが、フランスやイスラエル等数ヶ国にわたり報告されている。隣接するアメリカでは緊急事態宣言が発せられ、国内で5つの州・計20名の感染を確認した。 (人数は27日正午現在)
9日15時31分、鹿児島県桜島で爆発的な噴火が観測された。鹿児島地方気象台の発表によると、噴火したのは昭和火口で、噴煙は上空4000mに及び、噴石も火口から最大1300m付近まで飛散した。
この噴火による被害は無いものの、風に乗った火山灰が約10キロ離れた鹿児島市まで及び、一時は視界が悪くなるほど降り注いだ。同市への大量降灰は2002年10月以来。
イタリア中部で6日に発生した地震は、負傷者1,500名以上、死者が235名に達するなど、被害が拡大している(8日12時現在)。約42時間ぶりに女性が救助される等の救出劇がある一方で、相次ぐ余震により新たに死者や建築物の崩壊が進むなど、予断を許さない状況が続いている。
イタリア中部で6日午前3時30分(日本時間午前10時30分)頃、マグニチュード6.3、震源の深さ10キロの強い地震があった。震源地はローマの北東約95キロ地点。
震源地に近いアブルッツオ州の州都・ラクイラでは、建物の倒壊等により多数の住民に被害がででいる模様。
中部では、5日からマグニチュード4クラスの地震が観測されていたという情報もある。
気象庁は3月31日、震度階級の改定版を発表した。昨年、東北地方で相次いだ地震の被害と震度階級の表現に差が生じていたことを受け、同年12月に委員会を設置し改定を進めていた。約14年間の運用で初の改定となる。
気象庁のホームページで改定版 及び 従来の震度階級との相対表等をダウンロードすることができる(PDF形式)。
気象庁は2日、群馬・長野県境の浅間山で同日午前1時51分ごろに小規模な噴火が発生し、同8時ごろまで火山灰の噴出が続いたと発表した。また鹿児島県桜島の昭和火口でも1日から2日午前8時までに爆発的噴火が8回発生したと発表した。両火山とも今後も噴火活動が活発化する恐れがあるという。
第13回防災まちづくり大賞において、このたび滋賀県のたかしま災害支援ボランティアネットワーク「なまず」が総務大臣賞を受賞することが決定しました。漫才、紙芝居、腹話術等による防災・減災を広める地域出前講座活動が評価されてのことです。本会は「なまず」と共催で滋賀県災害ボランティア講座を開催するなど協力関係にあります。