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WHOが警戒レベルを引き上げ、対策も本格化 (第2報)

WHO(世界保健機関)は日本時間で27日深夜、メキシコに端を発した新型インフルエンザへの警戒を「人から人への感染が確認され、小集団が感染」とする「レベル4」への引き上げを宣言した。同国では感染によって死亡した疑いのある人数が149名に達し、また、新たにロシアや韓国でも感染の疑いがある人が報告される等、拡大が続いている。その一方で、タミフル等の従来のインフルエンザ用医薬品によって感染から回復する人々が多いこともあり、渡航の全面禁止等の厳しい処置には至っていない。 (人数は28日正午現在)
 日本政府も警戒レベルの引き上げを受けて官邸に対策室を設置し、新型用のワクチン開発・生産を優先する等の対策を発表した。成田空港等の国際便が乗り入れる空港では、サーモグラフィ・カメラで利用者の体温をチェックする等、検疫が強化されている。