
組織紹介 organization introduction
組織概要
災害救援ボランティア推進委員会とは
災害救援ボランティア推進委員会の結成
阪神・淡路大震災の教訓をふまえて、1995年7月17日にライフラインの関係者の那須翔(東京電力会長・当時)、渡辺宏(東京ガス会長・当時)、河野俊二(東京海上火災保険社長・当時)、児島仁(日本電信電話社長・当時)、報道関係者の吉村秀實(日本放送協会解説主幹・当時)、行政経験者の長岡實(日本たばこ産業顧問・当時)教育関係者の澤野裕治(日本法制学会理事長・当時)らが中心となって会をボランティアの民間任意団体として結成し、委員長に石原信雄(元内閣官房副長官)を選出し、事務局を財団法人(現在は公益財団法人)日本法制学会内に置きました。
会の目的に『大地震等の大規模災害に備えて、災害救援を希望する人たちのための講座を行い、災害救援ボランティアを日常的に教育訓練し、地域防災に貢献していくこと』を掲げ、以後、災害救援ボランティア育成及び地域防災の推進、防災の普及啓発に取り組んでいます。
活動の基本理念
30年の歴史と伝統が創りだした災害救援ボランティア活動です。
1、私たちの活動は、一般の人が参加できるボランティア活動です。
ボランティア活動の基本原則は以下のとおりです。
- 自主性・自発性
- 社会性・連帯性
- 無償性・無給性
- 先駆性・創造性
以上の原則をふまえて一般の人が幅広く参加できるボランティア活動を創り出します。
2、私たちの活動は、一般の人が参加できる災害救援活動です。
一般の人の災害ボランティア活動の基本原則は以下のとおりです。
- 被災地の想定は居住する地域
- わが身わが命は自分で守る自助活動
- 地域が必要とする被災者支援活動
- 条件に応じた地域外の被災者支援活動
- 災害被害の軽減のための地域防災活動
以上の原則をふまえて一般の人が広く参加できる災害救援活動を創り出します。
災害救援ボランティア推進委員会の活動
災害救援ボランティア講座の開催および開催協力
総務省消防庁が示した基準に基づく認定資格「セーフティリーダー(SL)」を養成する「災害救援ボランティア講座」を主催または協力しています。
災害救援ボランティアの登録及び教育訓練の支援
SL認定を受けた方のうち、希望者に対して情報提供や資機材貸し出し、講師派遣等による継続的な教育訓練を支援しています。
災害時におけるボランティアの自主的活動の支援
大規模災害が発生した場合には防災関係機関と連携し、SLに限らず災害救援ボランティアの自主的な活動を、情報提供等により支援します。
災害救援ボランティアの研究及び防災教育
災害救援ボランティアの教育・訓練方法、災害時におけるボランティアの役割、及び防災教育について調査研究し、実践しています。
気候変動にともなう災害への対応
激甚化する豪雨災害や夏の酷暑等、気候変動にともなう災害に対応するために、従来の地震災害だけでなく気候変動をテーマとした講座を実施しています。
その他前項目の目的を達成するために必要な活動
防災・災害ボランティアに関するイベントの開催・協力など、幅広く社会に防災・災害ボランティアを普及させる活動などにも取り組んでいます。
災害救援ボランティア推進委員会の活動に対する評価
他の組織との協力実績
JBUの社会貢献活動に協力
日本基幹産業労働組合連合会(JBU)からの要請に基づき、社会貢献活動である「JBUパワーバンク」にて組合の参加者を対象に災害救援ボランティア講座を実施しています。
講座の基礎編は2007年から始まり年に3~4回、上級編は2010年から始まり2年毎に2回のペースで開催しています。基礎編の修了者は3,900名を超え(2025年4月現在)、地震や豪雨の被災地支援で大きな力となっています。
JBUパワーバンクのホームページ
https://www.kikan-roren.or.jp/kyouka/social_activity/jbu_powerbank_activity/
防災教育とシェイクアウト訓練普及への協力
防災教育の研究・普及を目的としている「一般社団法人防災教育普及協会」が主催するイベントにSLも参加し、防災教育の普及啓発活動に協力をしています。
また、同協会が事務局を担っている「効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議(通称:日本シェイクアウト提唱会議)」のシェイクアウト訓練の普及啓発にも協力しています。
防災教育普及協会のホームページ